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ドア・サッシ
サッシ
定期的に行いたい、サッシのお手入れ。
レールの汚れを防いで動きをスムーズに。
- ふだんのお手入れ
- しっかりお掃除
- メンテナンス
ふだんのお手入れ
サッシの表面をこまめに拭き掃除

- 作業時間
- 約10分
- 作業の頻度
- 1週間ごとに
- 用意する物
- キレイな雑巾、布、キュキュットなどの中性洗剤、クイックルワイパーハンディなどの室内用ホコリ取り
サッシの表面をお手入れする時は、「クイックルワイパーハンディ」などの室内用ホコリ取りでホコリや汚れを拭き取ってください。特に汚れが目立つ場合は、薄めた中性洗剤を使って汚れを拭き取ります。洗剤が残らないように水拭きし、仕上げに乾拭きを行いましょう。
レールのお手入れはブラシを使って

- 作業時間
- 約20分
- 作業の頻度
- 1週間ごとに
- 用意する物
- サッシブラシ、割り箸、布
レールのお手入れは、溝にたまったホコリやゴミをサッシブラシで掃き出しましょう。レールの隅は、割り箸などの細い棒に布を巻いた物を使います。水に濡らした状態でお掃除すれば汚れをキレイに取り除けます。
しっかりお掃除
サッシレールの滑りが悪くなったら

- 作業時間
- 約30分
- 作業の頻度
- 半年ごとに
- 用意する物
- キレイな雑巾、サッシブラシ
上下レールのホコリやゴミをサッシブラシで取り除きます。キレイになったら雑巾で水拭きをし、乾いた布で溝を拭きましょう。
・シリコーンスプレーは使用しないでください。
網戸の戸車のお手入れも忘れずに行いましょう

- 作業時間
- 約20分
- 作業の頻度
- 半年ごとに
- 用意する物
- キレイな雑巾、シリコーンスプレー
(1)戸車に向かって直接「シリコーンスプレー」を吹き付けます。溝にあふれ出た余分な液は乾いた雑巾で拭き取りましょう。
(2)網戸の場合は、上部の戸車にもスプレーを吹き付けましょう。
・シリコーンスプレーがフローリングにつくと滑りやすくなるので、注意してください。
メンテナンス
【こんなときに!】サッシが傾いてきちんと閉まらない
窓サッシの傾きを直す戸車の調整方法
サッシの傾きは上にすき間ができる場合が多く、①の戸車調整ネジを調整することで傾きを調整することができます。サッシがピッタリと閉まらない時や、サッシの開閉が重くなった時に調整してください。
*戸車の調整ネジの位置や形状などは窓のタイプによって異なる場合があります。
- 用意する物
- プラスドライバー、手袋
❶サッシの下にあるホールプレートを持ち上げるようにしてはずします。
*ご注意:はずしたホールプレートは紛失しないようにしてください。
❷プラスドライバーをネジ穴に差し込み、調整ネジをまわして傾きを調整します。右(時計まわり)にまわすとサッシが上がります。少しずつまわし、つどサッシの閉まり具合を確認しながら傾きを調整してください。
*ご注意:調整ネジは絶対にはずさないでください。はずしてしまうとサッシ内部の部品がはずれ、元に戻せなくなるおそれがあります。
【こんなときに!】クレセント鍵の掛かりが重い、うまく閉まらない
STEP1 サッシが傾いてしまった時の調整方法を参考に建付け調整を行います。(上記)
STEP2 サッシ傾きを調整しても解消されない場合は、クレセント錠本体のネジで鍵の掛かり具合を調整します。
手順① クレセント錠(本体)の調整
手順② クレセント錠(受け)の調整
手順① クレセント錠(本体)の調整
施錠してもサッシがガタついたり、施錠しにくくなった時には、クレセント錠本体がクレセント錠受けの位置とあっていない可能性があります。
- 用意する物
- プラスドライバー、手袋
❶クレセント錠のレバーを中央の位置(水平状態)までまわし、キャップを上下に開き、取り付けネジが見えるようにします。
❷プラスドライバーで上下2ヶ所の取り付けネジを左(反時計回り)にまわしてゆるめた後、クレセントを上下に動かして、クレセント錠が受けにしっくりとかかるように位置を調整します。
【ご注意】取り付けネジは絶対にはずさないでください。取り付けネジが紛失したり、部品が落下するおそれがあります。
❸調整が終わったら、プラスドライバーで上下2ヶ所の取り付けネジを右(時計回り)にまわして締め、上下のキャップを閉めます。
手順② クレセント錠(受け)の調整
クレセント錠本体を調整してもかかりにくい場合は、クレセント錠受けの位置があっていない可能性があります。
- 用意する物
- プラスドライバー、手袋、脚立
❶クレセント錠受けを調整するためには、サッシ外側の上下にあるサッシ止めをはずし、サッシをスライドさせる必要があります。
❷サッシ下のサッシ止めのキャップをはずします。
❸プラスドライバーで、取り付けネジをはずします。同様にサッシ上のサッシ止めをはずします。
【ご注意】はずしたサッシ止めと取り付けネジは紛失しないようにしてください。脚立をお使いの場合は十分注意して使用してください。
❹サッシを左右にスライドさせクレセント錠受けを出します。
❺プラスドライバーで上下2ヶ所の調整ネジを左(反時計回り)にまわしてゆるめます。
【ご注意】調整ネジは絶対にはずさないでください。調整ネジが紛失したり、部品が落下するおそれがあります。
❻クレセント錠受けを左右に動かして位置を調整します。クレセント錠がかかりにくい場合は左方向に、サッシがガタつく場合は右方向に位置を調整します。
【ご注意】クレセント受けの左右の調整範囲は約4㎜です(基準位置より±2mm)。
❼少しずつクレセント錠受けの位置を調整、位置を決めたらプラスドライバーで上下2ヶ所の調整ネジを右(時計回り)にまわして締めます。
【ご注意】調整ネジは絶対にはずさないでください。調整ネジが紛失したり、部品が落下するおそれがあります。
❽最後に手順❷❸と逆の手順でサッシ止めを取り付けます。
クレセント受けの調整方法:大型把手タイプの窓サッシの場合
窓サッシに大型把手がついているタイプは、大型把手を取りはずしてからクレセント受けを調整します。

- 用意する物
- プラスドライバー、手袋
❶大型把手の上下にあるキャップをはずします。
❷プラスドライバーで、大型把手を固定している2本の取り付けネジをはずします。
*ご注意:はずしたキャップと取り付けネジは紛失しないようにしてください。
❸窓サッシをスライドさせ、クレセント受けの調整方法❶~❽を参考に調整します。
❹調整が終わったら、大型把手の取りはずしの逆の手順で取り付けます。
【こんなときに!】サッシのクレセント鍵が破損し交換が必要
クレセント錠の交換方法
クレセント錠を調整してもサッシがガタついたり、施錠しにくくなった時には、クレセント錠本体を交換してください。
❶クレセント錠のレバーを中央の位置(水平状態)までまわし、キャップを上下に開き、取り付けネジが見えるようにします。
❷プラスドライバーで上下2ヶ所の取り付けネジを左(反時計回り)にまわしてゆるめた後、クレセント錠を取りはずします。
❸クレセント錠の取り付けは、取りはずしの方法と逆の手順で行います。
注意事項
注意事項
サッシのアルミ部はアルカリに弱いので注意
アルミ部はアルカリに弱いので、アルカリ性の洗剤を使用することはやめましょう。必ず中性洗剤を使用してお手入れしてください。また、樹脂部は高温に弱いので、ストーブ、アイロンなどの火や熱源を近づけないようにしてください。お手入れにシンナー、ベンジンなどの溶剤を使用するのも厳禁です。変色や変形の原因になります。