身近な物で応急手当。知っていれば、人助けにつながります。
災害で負傷したり、負傷者を見かけることは大いに考えられます。
大災害となれば、なおさら。
自分たちでできる応急手当をひとつでも多く知っていれば、救急車が到着するまでに、
病院に搬送するまでに、より多くの人たちをみんなで助けることができます。
しかも、各家庭にある身近な物でできるのです。
いざという時のために、ご家族みなさんで実体験(予行演習)してみてください。
出典:「チャレンジ!防災48」活用事例集(総務省消防庁 国民保護・防災部 防災課) http://open.fdma.go.jp/e-college/bosai/index.html
身近な物を使ってできる応急手当
■傷の手当(止血)
傷の手当は、「出血を止めること」と「細菌の侵入を防ぐこと」を意識しながら行いましょう。
むやみにさすったり動かしたりすると出血がひどくなる場合もあるため、気をつけてください。
[1]血液に直接触れないよう(感染予防のため)、ビニール袋(スーパーの袋などでもよい)やゴム手袋で自分の手を覆う。
[2]出血部分を完全に覆える大きさの清潔なガーゼや布(タオル・ハンカチなど)で、患部をやや強く押さえて圧迫する。
[3]血が止まったら患部を清潔に保ち、包帯を巻く。包帯の代わりとして、大きなハンカチ・スカーフやネクタイ、あるいは食品包装用ラップなどでもよい。


■応急担架
大規模な災害では、負傷者や急病人を運ぶための担架が不足する事態を招きます。
そんな時、応急担架が活躍します。
A:毛布を使う
毛布を広げ、両端をクルクルと丸めて持ちやすくする。
B:毛布と棒を使う
毛布を広げ、1/3のところに1本目の棒(物干し竿など)を置く。
十分余裕をとって2本目の棒を置き、毛布を折り返す。
C:衣類と棒を使う
2本の棒(物干し竿など)に、厚めの衣類(上着など5着以上)をそれぞれ通す。
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