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ドア・サッシ
室内ドア
意外と手軽にできる室内ドアの調整。
仕組みを理解して挑戦してみましょう。
- ふだんのお手入れ
- メンテナンス
ふだんのお手入れ
手あかなどの汚れは拭き掃除で落とす

- 作業時間
- 約10分
- 作業の頻度
- 1週間ごとに
- 用意する物
- キレイな雑巾、キュキュットなどの中性洗剤
ふだんのお手入れは、扉の表面を乾拭きするだけでOK。手あかなどが取れない場合は「キュキュット」などの中性洗剤を薄め、固く絞った雑巾で拭き取ります。
【お手入れ動画】 吊引戸の調整方法 鍵の調整編

- 作業時間
- ―
- 作業の頻度
- ―
- 用意する物
- プラスドライバー、軍手
鍵をかけた後、引戸がガタガタするようであれば、鍵の調整が必要になります。
鍵は鎌錠がストライクの受けにかかることで、ロックされます。「鎌錠」と「受け」にすき間ができるとガタガタします。鍵をかけた時にガタガタしなくなれば、調整完了です。
【調整方法① 受け金具の高さを調整する】
プラスドライバーで受け金具の下のねじを緩めて、鎌錠がかかる高さを調整します。
【調整方法② 受け金具の奥行を調整する】
プラスドライバーで受け金具の上のネジを回して、鎌錠がかかる奥行の位置を調整します。
【お手入れ動画】 吊引戸の調整① 引戸の傾きと閉じ具合の調整編

- 作業時間
- ―
- 作業の頻度
- ―
- 用意する物
- 脚立、プラスドライバー、軍手
<調整が必要なケース① すき間>
引戸を閉じた状態で、すき間が見えたら引戸が傾いているかもしれません。
<調整が必要なケース② 閉じ具合>
ソフトクローズ機能が上手く働かない場合は、吊引戸が傾いている可能性があります。
【調整方法① 上下を調整する】
プラスドライバーで下のねじを回転させ、扉の上下の位置を調整します。
【調整方法② 左右を調整する】
プラスドライバーで上のねじを回転させ、扉の左右の位置を調整します。
【調整方法③ 扉の反対側を調整する】
扉の反対側にも同じように上下左右の調整ネジがあります。同様に調整してください。
【調整方法④ 最終確認する】
扉がゆっくりとしまるかどうか、鍵がしっかりかかるかどうかを確認してください。
【お手入れ動画】 吊引戸の調整② 開き具合の調整編

- 作業時間
- ―
- 作業の頻度
- ―
- 用意する物
- 脚立、マイナスドライバー、軍手
<開き具合の調整>
引戸を開けた時、速さを抑えるブレーキ力が発生します。
<ブレーキ力が弱い場合>
扉が勢いよく開くと、壁に当たり、扉や壁に傷つく場合があります。
<ブレーキ力が強い場合>
扉が早く止まってしまい、全開になりにくくなります。
【ブレーキ力の調整方法】
扉の上部にブレーキ力の調整レバーがあります。マイナスドライバーで調整できます。
【調整方法① ブレーキ力が弱い場合】
調整レバーを矢印の方向にマイナスドライバー等でスライドさせ、ブレーキ力を強くします。
【調整方法② ブレーキ力が強い場合】
調整レバーを矢印の方向にマイナスドライバー等でスライドさせ、ブレーキ力を弱くします。
【調整方法③ 最終確認する】
ブレーキ力の効き具合を確かめ、壁との間に適度な距離が開くよう、調整してください。
メンテナンス
【こんなときに!】ドアがドア枠に当たりこすれたりするとき
- 作業時間
- 約10分
- 作業の頻度
- 建て付けが悪くなったら
- 用意する物
- プラスドライバー
洋室ドアの調整
ドア上部がドア枠に当たったりこすれたりする時は、蝶番部分の調整が必要です。下の3つのポイントをチェックしましょう。
①「固定ネジ」をゆるめる
上下にある蝶番のうち上の蝶番を調整します。プラスドライバーで蝶番にある2か所の「固定ネジ」をゆるめます。
②「左右調整ネジ」「前後調整ネジ」を調整する
「左右調整ネジ」と「前後調整ネジ」を調整し、ドアの傾きを直します。「左右調整ネジ」は右に回すとラッチ側、左に回すと蝶番側へドアを寄せることができます。
※調整ネジは一度にたくさん回さないでください。回しすぎるとかえって調整が難しくなります。
③ドアの閉まりをチェックする
「固定ネジ」をしっかり締め付け、固定します。調整の都度ドアの閉まり具合を確認。ドアが当たったり、こすれたりしなくなるまで確認しながら①~③を繰り返します。
【こんなときに!】ドアのラッチの掛かりが弱いとき
ドアを閉めた時にガタガタする場合
- 作業時間
- 約3分
ガタガタする原因
ストライクの中にある受け金具がゆるみ、ラッチとの間にすき間ができるからです。
①ゆるみの状態をチェックする
ドアを閉めた時に前後にガタガタするようなら、調整が必要です。
②ストライクの中の金具の位置を調整する
ストライクの中心部分にあるネジをプラスドライバーで回して調整します。ドアをぴったりと閉めたい場合は、金具を左に動かします。ネジを回すと左右に調整できます。
③調整完了
ドアを閉めた時にガタガタしなくなれば、調整完了です。
※建替時期によって調整できないものがあります。
【こんなときに!】レバーハンドルがガタつくとき
ドアノブのゆるみの調整
- 作業時間
- 約3分
①ゆるみの状態をチェックする。
レバーハンドルがガタガタと動く時は調整を行いましょう。
②「固定ネジ」をゆるめる。
「固定ネジ」をゆるめて、レバーハンドルをドアの前後からしっかり差し込みます。
※頻繁にゆるむ場合は、ネジのゆるみ止めをホームセンターで購入し、使用してください。
③「固定ネジ」を締める。
ネジを締め、レバーハンドルがガタガタしなくなったら調整完了です。