停電しても慌てず対応し、安全に暮らし続けるために。
災害時はライフラインが遮断される可能性が高まります。
特に停電ともなれば、電気で動く住宅設備が多いだけに、注意事項も少なくありません。
反対に、知っておくと便利なこともいくつかあります。
いざという時にすぐに調べられるよう、各メーカーの取扱説明書をファイリングし、
保管場所を明確にしておきましょう。
下記の情報とともに、使用上の注意書きを必ず守ってください。
停電時に注意が必要な主な住宅設備について
■ガスコンロ
電池式のガスコンロは使えますが、
コンセントを使用するタイプは使えません。
換気扇も動かないため、換気には十分注意してください。
■給湯器
凍結防止ヒーターが作動しなくなり、残留水の凍結の恐れがあります。
内部で凍結すると破裂して漏水・漏電の原因になるため、
必ず給水栓を閉じてから水抜き栓をゆるめ、
水抜きをしてください。

■電気温水器
タンクに貯まっているお湯は停電中でも使えます(追焚きは不可)。
時計がリセットされるため、沸き上げ設定タイマーなどが
狂う可能性があります。
電気復旧後は時計を再設定してください。
■エコキュート・エネファーム
エコキュートは停電中にお湯は使えませんが、
非常時にはタンク内のお湯(水)を活用できます。
種類によっては時計がリセットされるため、
電気復旧後は時計を再設定してください。
また、エネファームは、自動停止されるため
発電は行われませんが(一部の設備を除く)、お湯は使えます。

■玄関電気錠(ラ・ロックⅡなど)
停電時は使えないため、外出時は玄関ドアキーや勝手口ドアキーを
必ず携帯してください。
■電動シャッター
モーターの負荷がかかり重さを若干感じますが、手動で開閉できます。
その際はシャッター下部を水平に保ち、ゆっくり操作してください。

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