トヨタホーム OWNER'S BOOK(住まいのお手入れ編)
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Q&AQ&A知識キッチン浴室・洗面トイレ洋室和室ドア・サッシ設備外まわり巻末資料浴室浴槽排水口・浴室ドア水栓・換気扇シャワー浴室のボウル・水栓・カウンター排水口・鏡キャビネット・洗面のチェック洗面室リスト家族全員が入浴し終わったら、最後の人が水気を拭き取ることを習慣づけましょう。この時に便利なアイテムがスクイジー。浴室内の水気を手軽に取り除くことができます。このひと手間が、カビ対策に大きな効果を発揮します。水分を残さないことが、カビを防ぐための最大のポイント。そのために行いたいのが、撥水剤を使ったコーティングです。使い方はカンタン。浴室の壁などに「汚れしらず」などの撥水剤をつけて塗るだけです。水分の付着を弾くことによってカビをつきにくくすることができます。カビはジメジメとした湿気の多い場所を好んで発生します。だからカビの発生を防ぐためには、まず効果的な換気が必要不可欠。湿度は常に65%以下を保つように意識しましょう。換気を行う際のポイントは、ドアを閉めきったままの状態で換気扇を回すこと。「下から上へ」の空気の流れができ、足元の湿度を抑えることができます。また、浴室乾燥機で強制的に乾燥させる方法もあります。湿度計を活用し、常に状態を管理しましょう。浴室の壁や床の表面は汚れを防ぐための加工が施されていますが、それはあくまでキズのない状態でのこと。壁や床にいったんキズがついてしまうと、その部分にカビが発生しやすくなり、いったん発生したカビはなかなか取れません。お手入れの際はキズがつかないよう、十分にご注意ください。●洗剤を使用する際は、十分な換気をしてください。「カビキラー」などのカビ取り剤を噴射する場合は必ず十分な換気を行ってください。浴室は狭く密閉度が高い空間のため、十分な換気を行わないと塩素ガスが充満し肺の内部がただれ呼吸困難になることがあります。●塩素系の洗剤「カビキラー」などのカビ取り剤を使う場合、酸性タイプの製品、食酢、アルコールなどと混ぜると有害な塩素ガスが出て危険です。絶対に混ぜたり一緒に使ったりしないでください。●「カビキラー」などのカビ取り剤を使用する際は目を保護するために、保護眼鏡・ゴーグルなどを着用しましょう。●鉄分を原因とする茶色いシミや、ヘアピンなどを長時間置いた時に発生する「もらいサビ」にご注意ください。OWNER'S BOOK最後に使った人が水気を拭き取る撥水剤によるコーティングでカビ予防■作業時間/約3分■作業の頻度/毎日■用意する物/スクイジー■作業時間/約10分■作業の頻度/1〜3か月ごとに■用意する物/ キレイな雑巾、汚れしらず※撥水剤の使い方はP19へADVICEお役立ちアドバイスATTENTION注意事項鏡■ 「汚れの予防」  効果的な換気によって、「湿度65%以下」をキープ!壁や床のキズは、カビに狙われやすい場所

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